「男性脳、女性脳って、本当にあるの?」
(黒川伊保子の使う「女性脳」「男性脳」ということばについて)

「男性脳、女性脳って本当にあるの?」という疑問にお答えして、
私どもの使う用語の説明をさせていただきます。
ご一読いただければ、幸いに存じます。

「女性脳」「男性脳」ということばの定義について

私どもが「男女の脳が違う」と表現するのは、
男女の「とっさに優先して使う、典型的な演算モデルが違う」という意味です。

人工知能の開発の一環(ヒトと人工知能の対話の実現)において、
「多くの女性が典型的に口にするセリフ、会話の進め方」をコンピュータ上に実装し、
そのシステムと対話をした複数の被験者が「女性らしいしゃべり方だ」と感じることをもって、それを「対話における女性のある典型的な演算モデル」としました。
私は、それを「女性脳」と呼んでいます。
すべての女性の身体に女性脳が載っているわけではないし、典型的な演算モデルを呈することができる脳でも、24時間365日、誰に対してもそうというわけではありません。

ただ、「情がからむとっさの会話」においては、「多くの男性が呈する典型的な演算モデル」と「多くの女性が呈する典型的な演算モデル」には、大きな乖離があることに気づき、
このことを世に知らせてあげれば、男女間の多くの「心のすれ違い」が解消できるのでは?と思い立ち、これを実行しました。
25年ほど前のことです。

人工知能の研究者として、脳の演算(とっさに使う場所と、使う順番)を追求していくと、いくつかの典型的なモデルがあり、
その中に、
女性の多くが呈する典型的な演算モデルと、
男性の多くが呈する典型的な演算モデルがあるのです。

すべての女性が、24時間365日「女性脳」(多くの女性が典型的に呈する演算モデル)として動いているわけではない、
すべての男性が、24時間365日「男性脳」(多くの男性が典型的に呈する演算モデル)として動いているわけではない、
男性も女性脳型演算ができるし、女性も男性脳型演算ができる、
しかし、会話がすれ違うそのときは、とっさに典型的な演算モデルのバッティングが起こっていることが多い、
これが私の見解です。

男女間で起こるコミュニケーションギャップの多くは、互いの脳がとっさに優先して使う演算方式の違いで説明でき、コンサルタントとしての経験上、実用的であると感じています。

以上、長い説明に、お付き合いいただいてありがとうございます。
ご理解いただき、感性コミュニケーションの手法をおおいにご活用いただければ、
本当に嬉しく存じます。