男女の演算モデルの違いは、先天的か、後天的か

多くの方と同様に、男女の脳の使い方の違いは、「役割」によって生じたものと考えます。

荒野に出て、狩りや縄張り争いを担当して子孫を残してきた側と、
群れの中でうまく生き永らえながら、子どもを育て上げてきた側では、当然、脳の使い方が違います。
前者は、瞬時に身を守るために、情報伝達は「結論から簡潔に」にならざるを得ないし、
後者は、密なコミュニケーションの中でことを荒立てずに生きて行くために、共感という手段を手に入れざるを得ない。
前者は、遠くの動くものに瞬時に照準が合わなければならないし、
後者は、近くの愛おしいものに意識を集中しなければならない。

人類は、何万年もそうして生をつないできたので、生まれつき持っている傾向としての「優先する演算モデル」の男女差は、多少はあるでしょう。ないとする方が不自然だと思います。

「狩りと縄張り争い」の演算モデル優先の脳でも、恣意的には愛しいものに意識を集中できるし、
「群れの中でうまく生きる」演算モデル優先の脳でも、恣意的には遠くから飛んでくるものに的確に迎撃できます。
したがって、今生の環境においても、優先される演算モデルは、おおいに左右されると思います。

脳は、役割によって、「優先する演算モデル」を決していきます。
何万年の役割が、生来の脳に、いくばくかの影響を及ぼし、
今生の役割が、さらに、影響を及ぼしています。
先天的、後天的どちらもあると思います。
どちらが強いかは、見解が分かれるところでしょう。